共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (国際化対応編)

言語グループごとのデフォルト・フォント・セット

開発者の言語に関連付けられたフォント・セットのベース・フォント名を選択することは、通常は簡単です。開発者はその言語および必要なフォントのセットに慣れているからです。

しかし、さまざまなロケールのためのフォント・セットのベース・フォント名を選択する場合、XLFD フォント仕様は 15 ものフィールドから成るため、この作業は難しくなります。ローカライズする場合、フォント・セット選択のためには次のフィールドが重要です。

これによりフィールド数が減りますが、各フィールドの取り得る値はロケールごとに変化します。実際のポイント・サイズ (POINT_SIZE) は、プラットフォームごとに変化します。

このマニュアル全体を通して、ローカライズされたフォントを指定する際には次の規則が使用されます。

-dt-%F-%W-%S-normal-%A-*-*-*-%SP-*

以下に、リソース (app-defaults) ファイルにフォント・セットを指定する際に、デスクトップ内で使用する必須フィールドごとの推奨する最小セットを示します。

ラテン ISO8859-1 フォント

FOUNDRY

dt

FAMILY_NAME

interface user

interface system

application

WEIGHT_NAME

medium または bold

SLANT

r または i

ADD_STYLE

sans serif または serif

SPACING

p または m

その他の ISO8859 フォント

ISO8859-1 で定義するのと同じ値をお勧めします。

JIS 日本語フォント

FOUNDRY

dt

FAMILY_NAME

Gothic または Mincho

WEIGHT_NAME

medium または bold

SLANT

r

ADD_STYLE

*

SPACING

m

KSC 韓国語フォント

FOUNDRY

dt

FAMILY_NAME

Totum または Pathang

WEIGHT_NAME

medium または bold

SLANT

r

ADD_STYLE

*

SPACING

m


注 -

FAMILY_NAME の値は、2 つの共通フォント・ファミリの公的なローマ字表記法のうち使用しているものによって変化します。背景として、Totum は通常、ゴシック、 Kodig、 または Dotum として出荷されるフォントに対応します。Pathang は通常 Myungo か Myeongjo として出荷されるフォントに対応します。


CNS 繁体字中国語フォント

FOUNDRY

dt

FAMILY_NAME

Sung と Kai

WEIGHT_NAME

medium または bold

SLANT

r

ADD_STYLE

*

SPACING

m

GB 簡体字中国語フォント

FOUNDRY

dt

FAMILY_NAME

Song と Kai

WEIGHT_NAME

medium または bold

SLANT

r

ADD_STYLE

*

SPACING

m