要求側は、テキスト・データが選択の所有側と通信されるとき、まず XA_TARGET を要求します。
次に、要求側は次のうち 1 つのアトムを次の優先順位で検索します。
要求側のロケールのコード・セットのアトム
COMPOUND_TEXT
XA_STRING
XA_TEXT
要求側のロケールのコード・セットがターゲットの 1 つに一致する場合は、要求側はそのコード・セットを表すアトムを使用して要求を実行します。XA_TEXT アトムは、その他のアトムが見つからない場合にだけ使用されます。所有側が自分のエンコーディングを表す型と共に属性を返すので、要求側は自分のロケールのコード・セットに変換しようとします。
COMPOUND_TEXT または XA_STRING の型が要求された場合、要求側は XmbTextPropertyToTextList() 関数か XwcTextPropertyToTextList() 関数を使用して、テキストを要求側の現在のロケールのコード・セットに正しく変換しようとします。このような関数は、所有側クライアントと要求側クライアントが異なるコード・セットの下で実行しているときに使用されます。
COMPOUND_TEXT または XA_STRING から変換する場合、すべてのテキスト・データが変換を保証されるわけではありません。所有側と要求側の間で共通の文字だけが変換されます。