Solaris 共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド

アプリケーション・ウィンドウをワークスペースに置く

アプリケーションは、ウィンドウを任意のまたは全部の既存のワークスペースに置くことができます。DtWsmOccupyAllWorkspaces() は、現在定義されているすべてのワークスペースにウィンドウを置きます。一方、DtWsmSetWorkspacesOccupied() は、この関数に渡されたリストの中で指定されている、すべてのワークスペースにウィンドウを置きます。

アプリケーション・ウィンドウをすべてのワークスペースに置くには

    DtWsmOccupyAllWorkspaces() を使用します。

    occupy.c では、[すべてのワークスペースに配置] プッシュ・ボタンのコールバック allWsCB() がこの関数を呼び出します。

        DtWsmOccupyAllWorkspaces (XtDisplay(toplevel),
                               XtWindow(toplevel));
    • XtDisplay(toplevel) は、X ディスプレイです。

    • XtWindow(toplevel) は、すべてのワークスペースに置かれるウィンドウです。

この関数の詳細は、DtWsmOccupyAllWorkspaces() のマニュアル・ページを参照してください。

アプリケーション・ウィンドウを指定されたワークスペースに置くには

    DtWsmSetWorkspacesOccupied() を使用します。

    occupy.c では、[配置するワークスペース] プッシュ・ボタンのコールバック setCB() がこの関数を呼び出します。

        DtWsmSetWorkSpacesOccupied XtDisplay(toplevel),
                                  XtWindow(toplevel), paWsSet, numSet);
    • XtDisplay(toplevel) は、X ディスプレイです。

    • XtWindow(toplevel) は、ワークスペースに置かれるウィンドウです。

    • paWsSet は、X のアトムに変換されたワークスペース名のリストを指すポインタです。

    • numSet は、リスト内のワークスペースの番号です。

この関数の詳細は、DtWsmSetWorkspacesOccupied() のマニュアル・ページを参照してください。