Solaris 共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド

可能なドロップ領域についてのアプリケーションの検討

アプリケーションがドラッグ & ドロップの処理を通して受け入れるデータの型を決めます。たとえば、ビットマップ・エディタを作成する場合には、ファイルのドロップをサポートしたいことがあります。アプリケーションにドロップできるデータ型を決めたら、ドロップ領域になるウィジェットを決めます。ビットマップ・エディタの例の場合には、ビットマップ編集領域を、アプリケーション上でファイルをドロップできる唯一の場所として決定できます。この場合、DtDndDropRegister() を使用して、この領域を表すウィジェットを登録し、適切なコールバックを提供します。

ファイル名のドロップの処理は最も簡単なので、ファイル名のドロップの実現から始めてください。この手法をマスターすると、簡単にテキストとバッファのドロップの実現へ進むことができます。