共通デスクトップ環境 スタイル・ガイド

ドロップの際の配置

ユーザから見ると、ドロップ項目の配置は、ユーザの作業と、その作業を行うアプリケーションまたはコンテキストに依存します。

ファイル・マネージャでは、デフォルトが [自由] に設定されている場合、アイコンはドロップされた場所に配置されます。デフォルトが [整列] に設定されている場合、ドロップされたアイコンは自動的にソートされてから配置されます。つまり、アイコンはユーザがドロップされた場所には配置されないことがあります。

ドロップされる項目がどこに配置されるかが問題にならない場合もあります。たとえば、フロントパネル・コントロールでは、ドラッグされた項目がコントロールの上にありさえすれば、ドロップ領域が起動されます。

メール・プログラムのメール作成ウィンドウでは、配置はドロップされるものに依存します。ユーザがテキストの一部をドラッグしている場合、テキストはドロップ・ポイントに挿入されます。ユーザ・テストの結果、これがユーザの期待する動作であることがわかっています。ユーザがファイルまたはバッファのアイコンをドロップすると、その内容が挿入ポイントに取り込まれます。これは、ユーザが [取り込みファイル選択ボックス] でファイルを選択したときの動作を反映しています。

ユーザの作業の種類に基づいて、アプリケーションに適した動作を決定する必要があります。

必須 

4-37: 

コレクションが固定挿入ポイントを持っていなかったり、要素を特定の順序で並べている場合、転送データの挿入ポイントは次のように決定される。− 188 ページ

  • BTransfer ベース (または BSelect) の一次操作とドラッグ転送操作の場合は、後述のテキスト・コレクションの場合を除いて、挿入位置は、ユーザが BTransfer (または BSelect) を離した位置である。

  • テキスト単位のコレクションの場合、ユーザが選択テキストをドロップすると、挿入位置はユーザが BTransfer (または BSelect) を離した位置になる。ユーザがアイコンをドロップすると、挿入位置はテキスト・カーソルの位置になり、データはその前にペーストされる。

  • リスト単位のコレクションの場合、他の転送操作の挿入位置は位置カーソルを持つ要素で、データはその前にペーストされる。

    挿入位置は、転送データが配置される出力先中の位置です。一部のマウス・ベースの転送操作は、可能ならばデータをポインタ位置に配置します。キーボード・ベースの転送を含む他の操作は、一般にデータを位置カーソルの位置に配置します。