共通デスクトップ環境 スタイル・ガイド

アクション

オブジェクトがドロップされたときに起こるアクションには、挿入と読み込みの 2 つがあります。

挿入アクションは、ドロップされたオブジェクトを出力先に挿入し、アプリケーションまたはドキュメントの現在のデータに追加します。オブジェクトは、ユーザがアポイントのスケジュールを設定したり、ドキュメントを印刷したり、ドキュメントを接続したり、テキストをペーストしたり、メール・メッセージを追加したときに挿入されます。このようなアクションは、出力先とユーザに応じた、移動またはコピー操作です。選択したテキストの一部を、移動するのではなくコピーしたい場合もあります。ドラッグ・アイコンは、操作がコピーと移動のどちらなのかを表示しなければなりません。

読み込みアクションは、ユーザが [ファイル] メニューから [開く] を選択し、ファイルを選択して [開く] ボタンをクリックしたときと同じ動作をします。ドロップされたオブジェクトはアプリケーションに読み込まれます。ユーザはオブジェクトを編集し、変更内容を元のファイルに保存できます。現時点で、読み込みが機能するのはファイルに対してのみで、バッファやテキストに対しては機能しません。ユーザがオブジェクトを、読み込みアクションをサポートしているドロップ領域上にドラッグする際には、コピー・ドラッグ・アイコンを表示しなければなりません。

バッファに対しても読み込みは機能します。ただし、バッファは読み込み専用で読み込まれます。詳細は、「アタッチメント・ユーザ・モデル」の節を参照してください。