ToolTalk サービスを使用するために、アプリケーションは ToolTalk API から ToolTalk 関数を呼び出します。メッセージ・ツールキットは、ToolTalk サービスへの登録、メッセージ・パターンの作成、メッセージの送信、メッセージの受信、およびメッセージ情報のチェックを行うための関数を提供します。ToolTalk サービスとツールキットを使用できるようにアプリケーションを変更するには、適切なヘッダ・ファイルをアプリケーションの .h ファイルに組み込まなければなりません。
#include <Tt/tt_c.h> // ToolTalk Header File #include <Tt/tttk.h> // Messaging Toolkit Header file
アプリケーションは、その .c ファイルにある新規の ToolTalk コマンドについても認識しておく必要があります。この情報はアプリケーションの .h ファイルにも格納してください。
例 2-1 は、CoEditor.h ファイルにヘッダ・ファイル情報を組み込む方法を示しています。
#ifndef CoEditor_h #define CoEditor_h #include <X11/Intrinsic.h> #include <Tt/tt_c.h> // ToolTalk Header #include <Tt/tttk.h> // Messaging Toolkit Header