Java 開発ガイド (Solaris 7 編)

コード最適化

ループ

パフォーマンスを向上させるには、次のことを守ってください。

真偽式のテーブルルックアップへの変換

値がある範囲の小さな整数である 1 つの式に基づいて値が選択される場合は、テーブルルックアップに変換してください。条件分岐があると、コンパイラによる最適化の多くが行われなくなります。

キャッシュ

キャッシュによってメモリーの使用量は増えますが、パフォーマンス向上に利用することができます。フェッチや計算に重い負荷がかかる値は、キャッシュを利用してください。

結果の事前計算

コンパイル時にわかっている値を事前に計算しておくと、パフォーマンスが向上します。

評価の引き延ばし

必要になるまで結果の計算を遅らせると、起動時間が短縮されます。

クラスとオブジェクトの初期化

1 回だけ行われる初期化をすべて 1 つのクラスイニシャライザでまとめて行うようにすると、パフォーマンスが向上します。