名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | 属性 | 関連項目 | 注意事項
uum は、端末上で日本語入出力環境を提供するコマンドです。 uum は起動時に、初期化ファイルを次の順に検索し、読み込みます。
環境変数 UUMRC に設定されたファイル
$HOME/.uumrc
/etc/lib/locale/ja/wnn/ja/uumrc
/usr/lib/locale/ja/wnn/ja/uumrc
uum は、同じマシンおよびネットワークで接続された マシンで動作するかな漢字変換サーバー jserver と接続することが可能です。サーバーと接続できない場合でも uum は起動でき、かな漢字変換サーバーとの通信を必要としない操作を行えます。また、変換キーが押された時に jserver と接続してない場合は、自動的に接続を確立しようとします。
次のオプションが指定できます。
変換オンの状態で立ち上げます (デフォルト)。
変換オフの状態で立ち上げます。
アプリケーション側 (仮想端末側) を日本語 EUC (UJIS) コードにします (デフォルト)。
アプリケーション側 (仮想端末側) を JIS コードにします。
アプリケーション側 (仮想端末側) を PC 漢字 (シフト JIS) コードにします。
アプリケーション側 (仮想端末側) を UTF-8 コードにします。
端末側を日本語 EUC (UJIS) コードにします (デフォルト)。
端末側を JIS コードにします。
端末側を PC 漢字 (シフト JIS) コードにします。
端末側を UTF-8 コードにします。
端末のフロー制御をオンにして立ち上げます (デフォルト)。
端末のフロー制御をオフにして立ち上げます。
キー割り当て定義ファイルを指定します。 このオプションが省略された場合は、次の順に検索します。
初期化ファイル uumrc の setuumkey エントリで指定されたファイル
/usr/lib/locale/ja/wnn/ja/uumkey
キーコード変換表ファイル を指定します。 このオプションが省略された場合は、次の順に検索します。
初期化ファイル uumrc の setconvkey エントリで指定されたファイル
/usr/lib/locale/ja/wnn/cvt_key_tbl
ローマ字かな変換 (wnn_automaton(4) を参照) のモード定義表ファイル を指定します。 ディレクトリ名の場合、その下の mode ファイルが対象になります。 このオプションが省略された場合は、次の順に検索します。
初期化ファイル uumrc の setrkfile エントリで指定されたファイル
/usr/lib/locale/ja/wnn/ja/rk/mode
かな漢字変換に使用する行数 (0 < 変換行数 < 画面行数 - 1) を指定します。デフォルトは 1 です。
かな漢字変換サーバー (jserver) を hostname で指定します。このオプションが省略された場合は、次の優先順位で接続するかな漢字変換サーバーを決定します。
環境変数 JSERVER
localhost
UNIX ドメインソケット
Wnn6 の環境名として使用するユーザー名を 指定します。 このオプションが省略された場合は、次の優先順位で使用するユーザー名を決定します。
環境変数 WNNUSER
uum を実行したユーザーのユーザー名
次の属性については attributes(5) のマニュアルページを参照してください。
属性タイプ | 属性値 |
使用条件 | SUNWjwncu |
uum は、仮想端末を 1 つ獲得します。仮想端末が獲得できない場合は起動しません。また、初期化ファイル、キー割り当て定義ファイル、ローマ字かな変換のモード定義表ファイルが見つからない場合も起動しません。
辞書管理は、Wnn6 の環境名で行われます。