メールシステムの管理

ポストマスタ別名を設定する方法

各システムは postmaster メールボックスにメールを送信できなければなりません。postmaster の NIS または NIS+ 別名を作成するか、または各ローカル /etc/mail/aliases ファイルでこれを作成できます。次に、デフォルトの /etc/mail/aliases エントリを示します。


# Following alias is required by the mail protocol, RFC 822
# Set it to the address of a HUMAN who deals with this system's
# mail problems.
Postmaster: root

postmaster の別名を作成するには、各システムの /etc/mail/aliases ファイルを編集し、root をポストマスタとして機能する個人のメールアドレスに変更します。

ポストマスタがポストマスタメールと個人的メールとを区別するために、別のメールボックスを作成できます。別のメールボックスを作成する場合は、/etc/mail/aliases ファイルを編集するときに、ポストマスタのメールアドレスではなくメールボックスアドレスを使用してください。

postmaster 用に別のメールボックスを作成する

  1. postmaster として指定された個人のアカウントを作成し、アスタリスク (*) をパスワードフィールドに入れます。

  2. メールが配信されたら mail -f postmaster と入力して Return キーを押します。

    mail プログラムはメールボックス名を読んだり、書き込んだりできます。

postmaster メールボックスを別名に追加する

  1. 各システムでスーパーユーザーになり、/etc/mail/aliases ファイルを編集します。

    ネットワークが NIS または NIS+ を実行しない場合は、/etc/mail/aliases ファイルを編集します。

  2. ポストマスタ別名を root から Postmaster: postmastermailbox@postmasterhost に変更し、その変更を保存します。

  3. ポストマスタのローカルシステムで、別名の名前 (たとえば、sysadmin) を定義する /etc/mail/aliases ファイルにエントリを作成し、ローカルメールボックスへのパスを入れます。

  4. newaliases と入力して Return キーを押します。

    あるいは、aliases ファイルで Postmaster: エントリを

    Postmaster: /usr/somewhere/somefile エントリに変更することもできます。