NFS の管理

ネームサービスに対する autofs のデフォルトの動作

ブート時に、autofs は /etc/init.d/autofs にあるスクリプトを使用して起動され、マスタマップ auto_master が検索されます (次に説明する規則が適用されます)。

autofs は、/etc/nsswitch.conf ファイルの自動マウントエントリで指定されたネームサービスを使用します。ローカルファイルや NIS ではなく NIS+ が指定された場合、マップ名はすべてそのまま使用されます。NIS が選択されていて autofs が必要なマップを検出できず、1 つまたは複数の下線を含むマップを検出した場合、以前の NIS ファイル名を使えるようにするため、autofs はその下線をドットに変換します。次に autofs はもう 1 度マップを調べます。この手順を 図 5-4 に示します。

図 5-4 autofs によるネームサービスの使用

Graphic

このセッションでの画面の動きは次の例のようになります。


$ grep /home /etc/auto_master
/home           auto_home
 
$ ypmatch brent auto_home
Can't match key brent in map auto_home.  Reason: no such map in
server's domain.

$ ypmatch brent auto.home
diskus:/export/home/diskus1/&

ネームサービスとして「ファイル」が選択された場合、すべてのマップは /etc ディレクトリ内のローカルファイルとみなされます。autofs は、使用するネームサービスとは無関係に、スラッシュで始まるマップ名をローカルとして解釈します。