サーバーの速度が早いほど、 NIS+ の性能は向上します (しかし、その場合 NIS+ サーバーは SMP マルチスレッドハードウェアを有効に利用することはできません)。NIS+ サーバーは、あるいは平均的なクライアントと同等かそれ以上に強力にする必要があります。新しいクライアントのサーバーとして古いマシンを使うことはお勧めできません。
サーバーの速度以外に、その他の多くの要因が NIS+ の性能に影響を与えます。ユーザーおよびホストの数と種類、実行しているアプリケーションの種類、ネットワークトポロジー、負荷の密度、およびその他の要因すべてが NIS+ の性能に影響します。したがって、 2 つの異なるネットワークにおいて、同じサーバーハードウェアからまったく同じ性能を期待することはできません。
表 2-2 に示したベンチマーク数字は、比較のためにだけ示してあります。ネットワーク上の性能は、この数字とは違うこともあります。下に示したベンチマークの数字は、10000 エントリという標準的なテーブルサイズのテストネットワークに基づいています。表 2-2 を参照してください。
表 2-2 ハードウェア速度と NIS+ 動作の比較マシン | 秒当たりの整合動作数 | 秒当たりの追加動作数 |
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SS5-110 | 400 | 6 |
SS20-50 | 440 | 6 |
PPro-200 | 760 | 13 |
Ultra-167 | 800 | 11 |
Ultra-200 | 1270 | 8 |