ONC+ 開発ガイド

AUTH_SHORT タイプのベリファイア

AUTH_SYSタイプの認証を使用するときは、サーバーからの応答メッセージに入っている応答ベリファイアの flavorAUTH_NONEAUTH_SHORT のどちらかです。

AUTH_SHORT の場合、応答ベリファイアの文字列には short_hand_verf 構造体が符号化されています。この隠された構造体を、元の AUTH_SYS 認証証明の代わりにサーバーに渡すことができます。

サーバー側では、隠された short_hand_verf 構造体 (AUTH_SHORT タイプの応答ベリファイアによって返される) を呼び出し側の元の認証証明にマップするキャッシュを保存します。呼び出し側は、新たな認証証明を使用してネットワークの帯域幅とサーバーの CPU サイクルを保存できます。

サーバー側では、隠された short_hand_verf 構造体をいつでもフラッシュできます。そうすると、遠隔手続き呼び出しメッセージは認証エラーにより拒絶されます。エラー原因は AUTH_REJECTEDCRED になります。この場合、呼び出し側では AUTH_SYS タイプの元の認証証明を試すこともできます。 図 B-1 を参照してください。

図 B-1 認証過程のマップ

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