ONC+ 開発ガイド

表記方法

この節では、XDR 言語を修正バッカス-ナウア記法で記述します。その表記規則を次に簡単に説明します。

  1. 特殊文字として、|()[]* を使用する。

  2. 終端記号は、引用符 (") で囲んだ文字列または文字とする。

  3. 非終端記号は、非特殊文字からなる文字列で、イタリックで表示する。

  4. 代替項目は縦棒 (|) で区切って並べる。

  5. 省略可能な項目は角括弧で囲む。

  6. 項目をグループ化するときは、括弧で囲む。

  7. 項目の後に * が付いている場合は、その項目の 0 回以上の繰り返しを表す。

    たとえば、次のパターンを考えてみます。

    "a " "very" (", " " very")* [" cold " "and"] " rainy " 
     			("day" | "night")

    このパターンには、次の文字列を始めとして無数の文字列が一致します。

    a very rainy day
    a very, very rainy day
    a very cold and rainy day
    a very, very, very cold and rainy night