プログラミングユーティリティ

make および SCCS を使用してシェルスクリプトを管理する

シェルスクリプトはテキストファイルですが、実行するには実行権が必要です。SCCS 管理のファイルからは実行権が削除されるため、SCCS ではシェルスクリプトとその「ソース」という区別を設けると便利です。make には、ソースからスクリプトを取り出すという暗黙の規則があります。シェルスクリプトのソースファイルの接尾辞は .sh です。スクリプトおよび .sh ソースファイルファイルの内容は同じですが、スクリプトには実行権が設定されており、.sh ソースファイルには設定されていません。make でのスクリプト用の暗黙の規則は、ソースファイルからスクリプトを取り出し、.sh ファイルを (必要に応じて取り出してから) 複製し、そのスクリプトファイルのアクセス権を変更して実行可能にします。以下に例を示します。

$ file script.sh 
script.sh:				ascii text 
$ make script 
cat script.sh > script 
chmod +x script 
$ file script 
script:				commands text