多くのプログラムは、1 つのソースファイルで構成されます。make は、このようなプログラムを空接尾辞の規則により処理します。オペレーティングシステムのプログラムである cat を管理するため、以下の規則をメークファイルに記述する必要があります。
$(CC) -o $@ $(CFLAGS) $(LDFLAGS) $<
実際には、.c: という規則は、内部定義されているため、メークファイルは必要ありません。$make cat dd echo date を入力するだけで (これらはすべてオペレーティングシステムの単一ファイルのプログラムです)、.c: 規則に対応する前述のシェルコマンド行により 4 つの C ソースファイルが渡されます。内部定義されている単一の接尾辞の規則は、以下のとおりです。
.c: | .sh: | .f,: |
.c,: | .sh,: | .C: |
.s: | .f: | .C,: |
.s,: |
ユーザーは、このほかの規則をメークファイルに追加できます。