プログラミングユーティリティ

SCCS が使用する一時ファイル

SCCSs. ファイル (履歴ファイル) を更新する際には、x. ファイルという一時コピーに書き込みます。更新が終了すると、SCCSx. ファイルの内容を古い s. ファイルに上書きします。これにより、処理が異常終了した場合でも履歴ファイルは失われません。x. ファイルは、履歴ファイルと同一のディレクトリに作成され、履歴ファイルと同じアクセス権が与えられ、実効ユーザーによって所有されます。

SCCS ファイルが同時に更新されることを防止するために、履歴ファイルを更新するサブコマンドは、z. ファイルというロックファイルを作成します。z. ファイルには、更新を実行するプロセスの PID が含まれています。更新が終了すると、z. ファイルは削除されます。z. ファイルは、SCCS ファイルが含まれているディレクトリ中にモード 444 (読み取り専用) で作成され、実効ユーザーによって所有されます。