プログラミングユーティリティ

prex のコマンド行オプション

表 1-1 prex のコマンド行オプション

オプション 

定義 

-otrace_file

トレースファイル trace_file には、prex コマンドによって収集された情報が格納されます。trace_file の場所は、prex を起動したディレクトリに対する相対パスとみなされます。引数として trace_file を指定しなかった場合は、$TMPDIR/trace-pid がデフォルトの場所になります。この pid には、プログラムのプロセス ID が入ります。$TMPDIR が設定されていない場合は、/tmp が使用されます。

 

プログラムをトレースするときには、起動時に設定されたトレースファイル (デフォルトのファイル、または -o ファイル名で指定されたファイル) がそのプログラム用として使用されます。

-l libraries

引数 libraries には、プログラムにプリロードするライブラリの名前を指定します。ライブラリの指定方法、およびライブラリの検索場所については、LD_PRELOAD (ld(1) を参照) の規則が適用されます。複数のライブラリを指定するには、各ライブラリ名を空白文字で区切り、そのリスト全体を二重引用符で囲んでください。

 

prex がプログラムをロードするときには、libtnfprobe.so.1 がデフォルトのライブラリになります。実行中のプロセスに prex を接続するときには、このオプションを使用することはできません。

-s size

size は、キロバイト (210 バイト) で表したトレースファイルのサイズです。トレースファイルのデフォルトのサイズは、4 MB です。指定可能な最小サイズは、128 KB です。