Solaris 共通デスクトップ環境 Motif への移行

正しい CDE NLS 環境を保証する

必ず環境変数 NLSPATH が正しく設定されているかどうかを確認してください。これにより、アプリケーションがメッセージカタログを見つけることが保証されます。

アプリケーションが DtInitialize() を呼び出す場合、NLSPATH はメッセージカタログを検索するため CDE のデフォルト位置に設定されます。デフォルト位置は、/<CDE_INSTALLATION>/lib/nls/msg/<locale>/<application>.cat です。たとえば、/usr/dt/lib/nls/msg/ja/dtcm.cat となります。

DtInitialize() はその他の変数を設定し、その他のタスクを実行します。この関数が必要かどうかは、対応するマニュアルページを参照してください。DtInitialize()libDtSvc にあります。アプリケーションがまだこのライブラリにリンクされていない場合、NLSPATH を設定する目的だけで DtInitialize() を呼び出す必要はありません。

アプリケーションが DtInitialize() を呼び出さない場合、アプリケーションがメッセージカタログを検索できるように NLSPATH を設定しなければなりません。

デフォルト以外の場所にアプリケーションがメッセージファイルをインストールするか、その存在を想定している場合、ファイルの場所を NLSPATH に追加してください。


注 -

NLSPATH を完全にリセットした場合、他の CDE アプリケーションはメッセージカタログを検索できないことがあります。メッセージファイルの場所がデフォルトと異なる場合は、NLSPATH に追加するのがより安全な方法です。