Solaris 7 インストールライブラリ (Intel 版)

Admintool によるパッケージの追加と削除

ここでは、Admintool のグラフィカルユーザーインタフェースを使用してソフトウェアパッケージを追加したり削除する方法を説明します。

Admintool でパッケージを追加するには

  1. インストール済みのシステムにスーパーユーザーとしてログインします。

    シェルプロンプトで次のように入力します。

    $ su
    

    UNIX sysadmin グループ (グループ 14) のメンバーでないかぎり、Admintool でソフトウェアパッケージをユーザーのシステムに追加したり削除したりする場合、スーパーユーザーになる必要があります。

  2. 追加するパッケージを含む CD を CD-ROM ドライブにロードします。

    ボリューム管理が自動的に CD をマウントします。

  3. Admintool を起動します。

    # admintool &
    

    「ユーザー (Users)」ウィンドウが表示されます。

  4. 「ブラウズ (Browse)」メニューから「ソフトウェア (Software)」を選択します。

    「ソフトウェア (Software)」ウィンドウが表示されます。

  5. 「編集 (Edit)」メニューから「追加 (Add)」を選択します。

    「ソース媒体の設定 (Set Source Media)」ウィンドウが表示される場合があります。この場合、インストール媒体へのパスを指定して、「了解 (OK)」をクリックします。デフォルトのパスは、マウントされた SPARC 版 Solaris CD です。

    「ソフトウェアの追加 (Add Software)」ウィンドウが表示されます。

    Graphic
  6. ローカルのシステムにインストールしたいソフトウェアを選択します。

    このウィンドウの「ソフトウェア (Software)」部分で、インストールしたいソフトウェアを選択します。

    ベース (英語) パッケージに依存する日本語ロケールパッケージは、次のように末尾に (<ロケール名> localization) と表示されます。

     末尾の表示 パッケージの種類
    (ja localization)

    ja ロケール固有パッケージ

    (ja_JP.PCK localization)

    ja_JP.PCK ロケール固有パッケージ

    (ja_JP.UTF-8 localization)

    ja_JP.UTF-8 ロケール固有パッケージ

    (ja,ja_JP.PCK,ja_JP.UTF-8 localization)

    日本語ロケール共有パッケージ

    システムのロケールに合った適切な依存関係にある日本語パッケージを選択してください。たとえば、ja ロケールがインストールされたシステムに On-Line Manual Page (SUNWman) パッケージを追加する場合は、次のようにそれに対応する日本語パッケージも選択します。

    • CDE HELP VOLUMES

    • CDE HELP VOLUMES (ja localization)

    • CDE HELP VOLUMES (ja,ja_JP.PCK,ja_JP.UTF-8 localization)

  7. 「追加 (Add)」をクリックします。

    インストールされるパッケージごとに、コマンドツールウィンドウが表示され、インストール出力を表示します。

    「ソフトウェア (Software)」ウィンドウは、追加されたパッケージを表示します。

Admintool でパッケージを削除するには

  1. インストール済みのシステムにスーパーユーザーとしてログインします。

    シェルプロンプトで次のように入力します。

    $ su
    

    UNIX sysadmin グループ (グループ 14) のメンバーでないかぎり、Admintool でソフトウェアパッケージをユーザーのシステムに追加したり削除したりする場合、スーパーユーザーになる必要があります。

  2. Admintool を起動します。

    # admintool &
    

  3. 「ブラウズ (Browse)」メニューから「ソフトウェア (Software)」を選択します。

    「ソフトウェア (Software)」ウィンドウが表示されます。

    Graphic
  4. ローカルのシステムから削除したいソフトウェアを選択します。

  5. 「編集 (Edit)」メニューから「削除 (Delete)」を選択します。

    本当にそのソフトウェアを削除するかをたずねる確認メッセージが表示されます。

  6. 「削除 (Delete)」をクリックして、そのソフトウェアを削除することを確認します。

    削除するパッケージごとに、コマンドツールウィンドウが表示されて、そのソフトウェアを削除するかをユーザーにたずねます。yn、または q を入力してください。ソフトウェアの削除を選択した場合、削除プロセスからの出力が表示されます。

    「ソフトウェア (Software)」 ウィンドウは、削除されたパッケージを表示しなくなります。