Solaris CDE 1.3 リリースには、Solaris CDE 1.2 の機能を補足する一連のツールが組み込まれています。このリリースでは、エンドユーザーによるアクセスが簡単になり、ローカルシステムの管理が改善されて、生産性が向上しました。新しいツールには、次のものがあります。
デスクトップ環境の構成とカスタマイズ
指定の基準を使用した簡単なファイル検索
再構成されたカスタマイズ可能なグラフィカルなフロントパネルとワークスペースメニュー
複数のモニタ構成用の画面ごとのフロントパネル
改善されたローカルシステム管理
システムプロセスに関する情報を表示するプロセス・マネージャ
システム性能をグラフィックで表示するパフォーマンスメータ
ワークステーションに関する情報を表示するシステム情報
Solaris CDE アプリケーションは、Complex Text Layout (CTL) ロケールをサポートしています。
Solaris 7 は、5 つの新しい Motif ウィジェットを含み、マルチスレッドに対して安全な Motif 2.1 をサポートしています。Motif 2.1 は ISO 規格の Complex Text Language ロケールをサポートします。このロケールでは、Solaris 7 で開発された 1 つのバイナリで、ヘブライ語、アラビア語、およびタイ語のユーザーをサポートできます。
新しい 5 つの Motif ウィジェットは次のとおりです。
XmNotebook は、完全な機能を持つウィジェットで、ノートブックまたは tab ウィジェットに似た機能を提供します。
XmContainer は、完全な機能を持つ GUI アイコン「ツリー」表示ウィジェットです。
XmSpinBox は、数値テキストフィールドを増やしたり、減らしたりするユーザーコントロールです。
XmComboBox は、テキストフィールドとリストウィジェットの組み合わせです。選択対象を自動的にテキストフィールドに入力する有効な選択対象のポップアップリストです。
XmScale ウィジェットは、新しい垂直ディスプレイを提供するように変更されました。