Solaris 7 インストールライブラリ (SPARC 版)

コード変換 (iconv)

iconv(3) および iconv(1) を通して利用できるコード変換に以下のコードセットが追加されました。

 入力側コードセット 出力側コードセット
UTF-8

ISO-2022-JP

ISO-2022-JP

UTF-8

eucJP

UTF-8-Java

UTF-8-Java

eucJP

PCK

UTF-8-Java

UTF-8-Java

PCK

eucJP

ISO-2022-JP.RFC1468

PCK

ISO-2022-JP.RFC1468

UTF-8

ISO-2022-JP.RFC1468

eucJP

ibmj-EBCDIK

ibmj-EBCDIK

eucJP

PCK

ibmj-EBCDIK

ibmj-EBCDIK

PCK

上記コードセット名のうち Solaris 2.6 で使われていないものは次のとおりです。

 入力側コードセット 出力側コードセット
UTF-8-Java

このコードセットと他のコードセットとの間の変換では JDK 内の対応するコード変換クラスと同様の変換を行う 

ISO-2022-JP.RFC1468

RFC (Request For Comments) 1468 で定義されている ISO-2022-JP コードセットで、以下の点を除き ISO-2022-JP と同じ。このコードセットへの変換では JIS X 0201 のカタカナ (半角カタカナ) は JIS X 0208 のカタカナ (全角カタカ) で置き換えられ、また、以下の文字は置換文字で置き換えられる

  • JIS X 0212 (補助漢字)

  • ベンダー定義文字

  • ユーザー定義文字

ibmj-EBCDIK

IBM ホストコードの 1 バイトコードセット (SBCS) に、一般に EBCDIK と呼ばれるコードセットと同じ文字セットを割り当てる。この文字セットは IBM のコードページ 290 に ''' (0x79) '{' (0xc0) '}' (0xd0) の 3 文字を加えたもので、カタカナ文字を含むが英小文字は含まない。2 バイトコードセット (DBCS) に関してはコードセット名 ibmj の場合と同じ