SunSHIELD 基本セキュリティモジュール

BSM を使用可能にする方法

root になったら、telinit を使用してシステムをシングルユーザモードにします (init(1M) のマニュアルページを参照)。

# /etc/telinit 1

シングルユーザモードでディレクトリを /etc/security/audit ディレクトリに変更し、そこにある bsmconv スクリプトを実行します。このスクリプトによって、リブート後に標準 Solaris マシンが設定され、BSM が実行されます。

# cd /etc/security
# ./bsmconv

スクリプトを作成したら、 telinit コマンドを使ってシステムを停止させます。次に、システムをリブートし、マルチユーザ BSM システムとして起動します。

# /etc/telinit 6

注 -

bsmconv スクリプトは、Stop-A キーボードシーケンスでシステムをアポートさせる機能を停止するための行を、/etc/system に追加します。Stop-A キーボードシーケンスでシステムをアボートさせる機能を使用し続けたいときは、/etc/system 内の "set abort_enable = 0" という行をコメント化してください。