Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

性能の監視

コンピュータの稼働中は、各種のシステム動作を追跡するためにオペレーティングシステムのカウンタが増分されます。追跡されるシステム動作は次のとおりです。

監視ツール

Solaris 7 システムソフトウェアには、システム性能を追跡できるように複数のツールが提供されています。次のような監視ツールがあります。

表 24-8 性能監視ツール

ツール 

目的 

参照先 

sar ユーティリティと sadc ユーティリティ

システム動作データを収集および報告する 

第 26 章「性能の監視手順」

ps コマンド

アクティブなコマンドについての情報を表示する 

第 25 章「プロセスの管理手順」

パフォーマンスメーター 

ネットワーク上のシステムの状態をグラフィカルに表示する 

第 26 章「性能の監視手順」

vmstat コマンドと iostat コマンド

システム動作データの要約。仮想メモリーの統計、ディスクの使用率、CPU の動作など 

第 26 章「性能の監視手順」

swap コマンド

ユーザーのシステムで利用可能なスワップ領域についての情報を表示する 

Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「追加スワップ空間の構成の手順」

netstat コマンドと nfsstat コマンド

ネットワーク性能についての情報を表示する 

第 27 章「ネットワーク性能の監視手順」

Solstice システムモニター (SyMON) 

UltraTM EnterpriseTM 3000、4000、5000、および 6000 のシステム上で、システム動作データを収集する

Solstice SyMON 1.6 User's Guide