ローカルプリンタの追加は、コマンド行インタフェースを使用しても行えます。
プリンタサーバーにするシステムを選択します。
pkginfo(1) コマンドを使用して、印刷サーバーに印刷パッケージ SUNWpcr、SUNWpcu、SUNWpsr、SUNWpsu、SUNWscplp、および SUNWpsf がインストールされているか確認します。
# pkginfo package_instance
プリンタをプリンタサーバーに接続して、プリンタの電源を入れます。
ハードウェアのスイッチとケーブル接続の要件については、プリンタのインストールマニュアルを参照してください。
lp の所有権を設定して、ポートデバイスに対する読み取り権と書き込み権を設定します。
# chown lp /dev/term/device # chmod 600 /dev/term/device
lpadmin(1M) コマンドを使用して、プリンタ名、デバイス、プリンタタイプ、および内容形式を定義します。
lpfilter(1M) コマンドを使用して、フィルタを印刷サーバーに追加します。
プリンタがプリンタ要求を受け入れて、その要求を印刷できるようにします。
# accept printer-name # enable printer-name
lpstat(1) コマンドを使用して、プリンタが正しく構成されているか確認します。
# lpstat -p printer-name
(省略可能) プリンタの説明を追加します。
# lpadmin -p printer_name -D "description"
新しいプリンタへのアクセスをクライアントで追加します。
これでプリンタは追加されました。プリンタへのアクセスをクライアントで作成します。詳細は、「印刷クライアントの設定」を参照してください。
オプションの作業を完了します。
プリンタを設定するときは、オプションの (省略可能な) 作業がいくつかあります。残りの作業の参照先については、「印刷の設定の作業マップ」を参照してください。
この例では、ローカルの PostScript プリンタを印刷サーバーで印刷できるようにする方法を示しています。この例のコマンドは、プリンタが接続されている印刷サーバーで実行しなければなりません。この例では次の情報を使用していますが、これらの情報は状況によって異なります。
プリンタ名: luna
ポートデバイス: /dev/term/b
プリンタタイプ: PS
ファイル内容形式: postscript