Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

失敗したログイン操作の保存

root 専用の読み取り権と書き込み権を使用して /var/adm/loginlog ファイルを作成すると、失敗したログイン操作を保存できます。loginlog ファイルを作成した後は、操作に 5 回以上失敗すると、失敗したログイン操作がすべてこのファイルに自動的に書き込まれます。詳細は、「失敗したログイン操作を保存する方法」を参照してください。

loginlog ファイルには、失敗した操作ごとに 1 つずつエントリが入っています。各エントリには、ユーザーのログイン名、tty デバイス、操作の失敗回数が入っています。4 回以下の失敗であれば、ログに記録されません。

loginlog ファイルは急激に大きくなることがあります。このファイル内の情報を使用し、ファイルが大きくなりすぎないようにするには、ファイルの内容をときどきチェックして消去しなければなりません。このファイルが多数の作業を示す場合は、コンピュータシステムに誰かが侵入しようとした可能性があります。このファイルの詳細は、loginlog(4) のマニュアルページを参照してください。