Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

メモリー管理パラメタ

表 28-5 は、調整可能なメモリー管理パラメタを示します。

表 28-5 メモリー管理パラメタ

パラメタ 

デフォルト 

説明 

lotsfree

物理メモリーに基づいて調整 

freememlotsfree を下回ると、システムはプロセスからページを取り始める

tune_t_fsflushr

30

fsflush の実行速度を表す秒数

tune_t_minarmem

25

デッドロックを防ぐために必要な最小使用可能 (スワップ可能ではなく) 常駐メモリーのページ数 

tune_t_minasmem

25

デッドロックを防ぐために必要な最小スワップ可能メモリーのページ数 

tune_t_flckrec

512

有効な frlocks の最大数


注 -

Solaris 2.4 リリース以降では、tune_t_gpgslo パラメタは、実行可能スレッド数に基づくスワッピングのために、より複雑な基準に置き換えられています。


freemem パラメタはページ単位で定義されます。vmstat などのユーティリティは、freemem をページ数からバイト数に変換します。