Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

例 - 待ち行列動作をチェックする

次の例は、sar -q コマンドからの出力を示します。%runocc の値が大きく (90 パーセント超)、runq-sz が 2 より大きい場合は、CPU の負荷が大きく、応答速度が低下しています。この場合は、CPU の容量を増やしてシステムの応答速度を適正化する必要があります。

$ sar -q
SunOS venus 5.7 Generic sun4m    06/17/98

00:00:01 runq-sz %runocc swpq-sz %swpocc
01:00:01     1.0      34                
02:00:01     1.0      34                
03:00:00     1.0      34                
04:00:01     1.0      35                
05:00:01     1.0      35                
06:00:01     1.0      35                
07:00:01     1.0      34                
08:00:01     1.0      35                
08:20:01     1.0      36                
08:40:00     1.0      32                
09:00:01     1.0      36                
09:20:00     1.1       9                
09:40:00     1.3       3                
10:00:02     1.5       4                
10:20:02     1.4      11                
10:40:00     1.2       4                

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