日次利用状況レポート
このレポートは、システム資源の利用状況のユーザー別の内訳を示します。次に例を示します。
Jun 11 02:30:02 1998 DAILY USAGE REPORT FOR mercury Page 1
LOGIN CPU (MINS) KCORE-MINS CONNECT (MINS) DISK # OF # OF # DISK FEE
UID NAME PRIME NPRIME PRIME NPRIME PRIME NPRIME BLOCKS PROCS SESS SAMPLES
0 TOTAL 1 1 2017 717 785 840 660361 1067 9 7 20
0 root 1 1 1833 499 550 840 400443 408 2 1 0
1 daemon 0 0 0 0 0 0 400 0 0 1 0
2 bin 0 0 0 0 0 0 253942 0 0 1 0
3 sys 0 0 0 0 0 0 2 0 0 1 0
4 adm 0 0 46 83 0 0 104 280 0 1 0
5 uucp 0 0 74 133 0 0 1672 316 0 1 0
71 lp 0 0 0 2 0 0 3798 1 0 1 0
8198 ksm 0 0 8 0 0 0 0 6 1 0 0
52171 pjm 0 0 56 0 234 0 0 56 6 0 20
日次利用状況レポートで示される各データを表 23-4 で説明します。
表 23-4 日次利用状況レポート
カラム
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説明
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UID
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ユーザー ID 番号
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LOGIN NAME
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ユーザーのログイン名。複数のログイン名をもつユーザーを識別する
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CPU-MINS
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CPU 使用時間 (分単位)。ユーザーのプロセスが CPU を使用した時間を表す。このカテゴリの情報は、PRIME (プライムタイム時間帯) と NPRIME (プライムタイム時間帯外) に分けられる。アカウンティングシステムのこれらのデータのバージョンは、/etc/acct/holidays ファイルに格納されている
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KCORE-MINS
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プロセスが実行中に使用する累積メモリー量を表す。表示される値は、毎分当たりに使用される K バイトメモリーセグメント数を表す。この計量値も PRIME と NPRIME に分けられる
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CONNECT-MINS
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ユーザーがシステムにログインしていた時間を表す。「実時間」とも呼ぶ。PRIME と NPRIME に分けられる。たとえば、この時間の値が大きく # OF PROCS の数値が小さい場合は、ログインの所有者がまず朝にログインし、その後はその日の終わりまで端末にほとんど触れていないと考えられる
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DISK BLOCKS
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ディスクブロック数。ディスクアカウンティングプログラムが実行された後は、出力が合計アカウンティングレコード (daytacct) にマージされ、このカラムに表示される。このディスクアカウンティングは acctdusg プログラムによってなされる。アカウンティングの目的ではブロックは 512 バイト
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# OF PROCS
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ユーザーが起動したプロセス数を表す。数値が大きい場合は、ユーザーのシェルプロシージャが制御できなくなった可能性がある
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# OF SESS
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ユーザーがシステムにログインした回数
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# DISK SAMPLES
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平均ディスクブロック数 (DISK BLOCKS) を得るためにディスクアカウンティングが何回実行されたかを示す
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FEE
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chargefee によってユーザーに課金される累積合計額を表す。使用されない場合が多い
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