Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

制限された crontab のアクセスを確認する方法

特定のユーザーが crontab にアクセスできるかどうかを確認するには、そのユーザーのアカウントにログインして、crontab -l コマンドを実行します。

$ crontab -l

そのユーザーが crontab にアクセスできて、すでに crontab ファイルを作成している場合は、その crontab ファイルが表示されます。そのユーザーが crontab にアクセスできるが、crontab ファイルがない場合は、次のようなメッセージが表示されます。

(crontab: crontab ファイルを開けません)

このユーザーは、cron.allow (が存在する場合) に含まれているか、cron.deny に含まれていません。

ユーザーが crontab にアクセスできない場合は、上記の crontab ファイルの有無に関わらず、次のメッセージが表示されます。

(crontab: cron を使用許可されていません)

これは、ユーザーが cron.allow (が存在する場合) に含まれていないか、cron.deny ファイルに含まれていることを意味します。