TCP/IP とデータ通信

ifconfig コマンド

ifconfig コマンドは、指定したインタフェースの構成に関する情報を表示します。詳細は、ifconfig(1M) のマニュアルページを参照してください。ifconfig の構文は次のとおりです。

ifconfig interface-name [protocol_family]

特定のインタフェース、たとえば le0 に関する情報を表示したい場合は、次のように入力します。


$ ifconfig le0

le0 インタフェースの場合は、出力は次のようになります。


le0: flags=863<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST> mtu 1500
 	inet 129.144.44.140 netmask ffffff00 broadcast 129.144.44.255
ether 8:0:20:8:el:fd

上記の flags セクションは、インタフェースが "up" として構成されていて、ブロードキャストの能力があり、"trailer" リンクレベルのカプセル化を使用していないことを示しています。mtu フィールドは、このインタフェースの最大転送速度が 1500 であることを示しています。2 行目には、使用しているホストの IP アドレス、現在使用されているネットマスク、インタフェースの IP ブロードキャストアドレスの情報が含まれています。3 行目は、ホストのマシンアドレス (この場合はイーサネット) です。

ifconfig の便利なオプションの 1 つに -a があります。これを使用すると、ネットワーク上のすべてのインタフェースに関する情報が提供されます。たとえば、ifconfig -a と入力したとします。


le0:  flags=49<UP,LOOPBACK,RUNNING> mtu 8232
     inet 127.144.44.140 netmask ff000000 
le0:flags=863<UP,BROADCAST,RUNNING,MULTICAST> mtu 1500
     inet 129.144.44.140 netmask ffffff00 broadcast 129.144.44.255
ether 8:0:20:8:el:fd


注 -

特権 (root) ユーザーが ifconfig コマンドを発行した場合は、上記のようにマシンのアドレスが出力に表示されます。


実行されていないインタフェースがあることが出力に示されている場合は、そのインタフェースに問題があると考えられます。その場合は、ifconfig(1M) のマニュアルページを参照してください。