Solaris PPP は、標準化されたデータリンクレベルのポイントツーポイントプロトコル (PPP) の非同期実装の 1 つです。PPP は TCP/IP プロトコル群に含まれているもので、多くのルーターシステムのベンダーや端末集線装置から提供されています。Solaris PPP には標準化されたカプセル化プロトコルが組み込まれているので、ネットワーク層プロトコルにとってデータグラムの転送が透過的になります。
Solaris PPP の主な特性には次のものがあります。
RFC 1331 で定義されているインターネットポイントツーポイントプロトコルを実装
CRC を用いたエラー検出機能を提供
全二重伝送をサポート
このプロトコルの主な機能には次のものがあります。
IP が非同期シリアル回線を介してパケットを転送するためのインタフェース
要求時の接続確立
構成可能オプションのネゴシエーション
接続の切断 (自動ハングアップ)