TCP/IP とデータ通信

インバウンド接続の概要

インバウンド通信を開始するホストがログインすると、/usr/sbin/aspppls ログインサービスが呼び出され、以下のイベントが発生します。

  1. ログインサービスは、/tmp/.asppp.fifo ファイルを通してリンクマネージャに接続する。

  2. ログインサービスは、リンクの反対側のエンドポイントで使用するログイン名などの情報を、リンクマネージャに提供する。

  3. リンクマネージャはこのログイン名を使って、対応する構成済みのパスを、構成ファイルの中から見つける。

  4. リンクマネージャは、PPP を構成し起動する。

  5. データリンク層が確立され、対等ホスト上の PPP モジュールが通信を開始する。

  6. リンクマネージャはリンクを介した IP を使用可能にする。

その後、リンクマネージャは、アイドルタイムアウト、回線の切断、エラー条件などのイベントが発生するまで、接続を監視します。これらのイベントのどれかが発生すると、リンクマネージャは対等ホストとの接続を切り離し、アイドル状態に戻ります。