制限はありません。ToolTalk メッセージのサイズや引数の個数に設計上の制限はありませんが、ToolTalk はメッセージデータを (クライアントのアドレス空間内の領域間、および RPC 接続を経由したサーバーとの間で) 何回かコピーします。たとえば、ToolTalk メッセージで 1M バイトのデータを送信すると、次のように少なくとも 4 回コピーされます。
アプリケーション領域から ToolTalk ライブラリ領域へ
ToolTalk ライブラリ領域から ToolTalk サーバーへ
ToolTalk サーバーから受信側のライブラリへ
受信側のライブラリから最終目的地へ
このメッセージを監視しているプロセスがあると、さらにコピー回数が増えます。また、ttsession プロセスはシングルスレッドであるため、コピー期間中は、このセッションに他のメッセージは配信されません。このため、非常に大きなデータを頻繁に送信する場合は、ToolTalk 以外の方法でデータを渡すよう検討する必要があります。