デバッグツールを隔離するには、「プロセスツリーセッション」モードを使用してください。このモードはセッション名を環境変数に設定して、該当する ttsession プロセスを見つけます。このモードを使用するには、次のように実行してください。
トレースモードをオンにして、プロセスツリーセッションを新しく起動します。
% ttsession -t -c $SHELL * * ttsession (version 1.3, library 1.3) * ttsession: starting % |
ttsession が動作を開始して該当する環境変数を設定し、指定されたコマンド ($SHELL) を生成します。この段階では、サブシェルを実行しています。このサブシェルから起動したコマンドはすべて、上記ので起動した ttsession を使用します。この新しい ttsession のセッション ID は、環境変数 TT_SESSION
に入っています。
サブシェルの中で次のテストプログラムを実行します。
% ./my_receiver & [1] 4532 % ./my_sender & .. and look at the output of the ttsession trace. |
テストが完了したら、サブシェルを終了します。
サブシェルの中で ToolTalk サービスを使用するツールを起動すると、X セッションの ttsession ではなく、プロセスツリーの ttsession が使用されるため未定義となります。