Solaris 7 Maintenance Update 1 ご使用にあたって (Intel 版)

第 1 章 概要

Solaris 7 Maintenance Update 1 ご使用にあたって (Intel 版)』では、 Solaris 7 MU1 をインストールする方法について説明します。MU1 は、インストール時にパッチの検査を統合的に行い、1 つの手順でインストールできるようにパッケージされたパッチのセットです。このマニュアルは、MU1 をインストールするシステム管理者を対象としています。システム管理に関する一般的な手順の詳細は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』および『Solaris のシステム管理 (第 2 巻)』を参照してください。

Solaris 7 MU1 は、Solaris 7 が稼働しているシステムであればどのロケールでも適用できます。インストールを行うと、システムにインストール済みの Solaris 7 以後のパッチを元に戻すことなく、以前インストールしたパッチを自動的に更新します。

MU1 は、Solaris オペレーティング環境を検証されたパッチレベルまで更新するために設計されています。特定のパッチだけをインストールする場合は、通常のサポートチャネルを通じて行なってください。

Solaris 7 MU1 には、既存のドライバサポートに対するバグ修正と性能の改善が含まれています。ただし、ハードウェアをアップグレードする場合は、追加のハードウェアサポートが含まれている Solaris 7 - 3/99 CD を使用してください。


注 -

この製品名は Solaris 7 MU1 ですが、コード、パス名またはパッケージパス名には Solaris 2.7 または SunOSTM 5.7 が使用されている場合があります。記載されているとおりのコードあるいはパス名を使用してください。


Solaris 7 MU1 のインストール手順に従えば、MU1 パッチを個別にインストールする場合に比べてかなりの時間を節約できます。Solaris 7 MU1 のインストール時間は、次の項目によって異なります。

バックアウトオプションを無効にして MU1 をインストールする場合、インストールは更に速くなります。ただし、MU1 が提供するパッチはバックアウトできません。

初期インストールを実行している場合に、install_mu を少しでも速く実行させるには、-u オプションを指定します。このオプションは install_mu の検査を省略します。-u オプションを指定しない場合、更新するファイルが初期インストール後変更されていないかどうかを検証します。