SunVTS 3.1 ユーザーマニュアル

テストのトレース

Trace Test オプションを使用して、テストの実行中に生成されたすべてのシステムコールのログを作成することができます。この機能では、標準の UNIX コマンドの truss を使用してシステムコールのログをとります。 トレース機能によってログに記録されるトレースメッセージは、エラーの原因を特定する際のデバッグツールになります。

SunVTS の実行中は、どのテストに対しても、TTY コマンド行から UNIX の truss(1) コマンドを使用することができます(詳細は、truss(1) のマニュアルページを参照してください)。

トレースを有効にする
  1. メニューバーから Commands をクリックし、Trace test を選択します。

    以下に示すような Trace Test ウィンドウが表示されます。

    図 5-6 Trace Test ウィンドウ (CDE インタフェース)

    Graphic

  2. 一覧からトレースするテストを選択して (複数選択可)、Apply をクリックするか、テスト名をダブルクリックしてトレースを有効にし、ウィンドウを閉じます。

    テストの選択を終えると、ただちにシステムコールのトレースが有効になります。実行中のテストを選択した場合も、ただちにトレースが開始され、SunVTS コンソールウィンドウにトレースメッセージが表示されます。

  3. トレースメッセージをファイルに保存する場合は、File を選択して、Apply をクリックします。

トレースを無効にする
  1. 再び Trace Test ウィンドウを表示し、強調表示されているテスト名を選択して、Apply をクリックします。

    この操作によって、強調表示が消えてトレースが無効になります。