今回のリリースで標準提供される Solaris Software CD、Solaris Documentation CD、Netscape Communicator CD をインストールするのに必要なディスク容量について説明します。
上記のソフトウェアをシステムにインストールするには、インストールするソフトウェアとディスクの構成によってファイルシステムを構築する必要があります。
Solaris Web Start 1.0 (Solaris 7 - 3/99 Software CD に含まれている) を使うと、Solaris オペレーティングシステムおよび同梱の別ソフトウェアをインストールするためのファイルシステムが自動的に配置され、これらの CD を一度に容易にインストールすることができます。
一方、従来の対話式インストール [ システムが Solaris Web Start 1.0 を実行するための要件を満たしていない場合、またはアップグレードや細かいインストール設定を行いたい場合などには、従来の対話式インストールを行う必要があります。] では、Solaris オペレーティングシステムだけをインストールするように設計されているので、同梱のソフトウェア容量も考慮したファイルシステムの自動配置を行うことはできません。同梱のソフトウェアもインストールする場合には、それらのソフトウェア容量を考慮してファイルシステムを手動で構成する必要があります。そして、Solaris オペレーティングシステムのインストール終了後に、同梱の CD に含まれている Solaris Web Start 2.0 (installer) または、各ソフトウェアのインストール手順に従って、同梱のソフトウェアをインストールしてください。
なお、Solaris Easy Access Server 2.0 をご利用になる場合、含まれている各製品のソフトウェア容量については、『Solaris Easy Access Server 2.0 インストールライブラリ』を参照してください。
次の表は、Solaris 7 - 3/99 オペレーティングシステム (日本語版) だけをインストールするために必要なディスク容量を、インストールするロケール別に示しています。記載されている値は、必要な容量の推奨値 (カッコ内は最小値) です。また、スワップ領域に必要な容量は含まれていません。
なお、従来の対話式インストールで「ソフトウェアの選択」画面に実際に表示される各ソフトウェアグループの値は、スワップ領域を含んだ値で、インストールするシステムのディスクやメモリーのサイズによって異なります。
表 2-1 Solaris 7 - 3/99 Software CD (Intel 版) のソフトウェア容量 (単位: M バイト)ソフトウェアグループ | 必要な容量の概算推奨値 (カッコ内は最小値) | |||
---|---|---|---|---|
ja(EUC) のみ | PCK のみ | UTF-8 のみ | 全部 | |
全体ディストリビューション | 802 (684) | 802 (684) | 810 (692) | 849 (723) |
/ | 48 (40) | 48 (40) | 48 (40) | 48 (40) |
/usr | 738 (628) | 738 (628) | 746 (636) | 785 (667) |
/opt | 16 (16) | 16 (16) | 16 (16) | 16 (16) |
開発者システムサポート | 747 (629) | 747 (629) | 755 (637) | 794 (668) |
/ | 48 (40) | 48 (40) | 48 (40) | 48 (40) |
/usr | 683 (581) | 683 (581) | 691 (589) | 730 (620) |
/opt | 16 (8) | 16 (8) | 16 (8) | 16 (8) |
エンドユーザーシステムサポート | 441 (370) | 441 (370) | 449 (378) | 472 (393) |
/ | 40 (32) | 40 (32) | 40 (32) | 40 (32) |
/usr | 385 (330) | 385 (330) | 393 (338) | 416 (353) |
/opt | 16 (8) | 16 (8) | 16 (8) | 16 (8) |
Solaris 7 - 3/99 では、日本語版と英語+ヨーロッパ言語版の、2 種類の Documentation CD が提供されます。
日本語版の Documentation CD「Solaris 7 - 3/99 Documentation CD (日本語版)」には、日本語の AnswerBook パッケージおよび一部の英語の AnswerBook パッケージ (日本語に翻訳されていない文書コレクションを含むもの) が含まれており、すべての日本語ロケールで共通なパッケージとなっています。
英語+ヨーロッパ言語版の Documentation CD「Solaris 7 - 3/99 Documentation CD」には、英語およびヨーロッパ言語のすべての AnswerBook パッケージが含まれています。
次の表に、「Solaris 7 - 3/99 Documentation CD (日本語版)」に含まれているパッケージとその容量を示します。これらのパッケージは、デフォルトで /opt にインストールされます。
表 2-2 Solaris 7 - 3/99 Documentation CD (日本語版) のソフトウェア容量 (単位 : M バイト)パッケージ | 形式 | AnswerBook 名 | 必要な容量の概算値 |
---|---|---|---|
[日本語] | |||
SUNWjinab | AB2 | Solaris 7 Installation Collection - Japanese | 14 |
SUNWjabe | AB2 | Solaris 7 User Collection - Japanese | 53 |
SUNWjaadm | AB2 | Solaris 7 System Administrator Collection - Japanese | 57 |
SUNWjabsd | AB2 | Solaris 7 Software Developer Collection - Japanese | 28 |
SUNWjdad | AB2 | Solaris Common Desktop Environment 1.3 Developer Collection - Japanese | 20 |
SUNWamaja | AB2 | Solaris 7 Reference Manual Collection - Japanese | 40 |
SUWjopen | AB2 | OpenBoot Collection | 7 |
[英語] | |||
SUNWinab | AB2 | Solaris 7 Installation Collection | 4 |
SUNWabsdk | AB2 | Solaris 7 Software Developer Collection | 21 |
SUNWaman | AB2 | Solaris 7 Reference Manual Collection | 87 |
SUNWakcs | AB2 | KCMS AnswerBook | 2 |
SUNWAxg | AB1 | Solaris XGL 3.3 AnswerBook | 28 |
AnswerBook (AB1) と AnswerBook2 (AB2) は次の形式のデータを指します。
「AnswerBook1」: Solaris 2.6 より前の Solaris で使用されていた形式の AnswerBook のデータ
「AnswerBook2」: Solaris 2.6 から新しく導入された SGML 形式の AnswerBook のデータ
次の表に、「Solaris 7 - 3/99 Documentation CD」に含まれている、英語パッケージとその容量を示します [この表では、ヨーロッパ言語のパッケージは省略しています。*印が付いているパッケージは、Solaris 7 - 3/99 Documentation CD (日本語版) には含まれていない英語のオンライン文書コレクションです。] 。これらのパッケージは、デフォルトで /opt にインストールされます。
表 2-3 Solaris 7 - 3/99 Documentation CD のソフトウェア容量 (英語パッケージのみ)(単位 : M バイト)パッケージ | 形式 | AnswerBook 名 | 必要な容量の概算値 |
---|---|---|---|
[英語] | |||
SUNWinab | AB2 | Solaris 7 Installation Collection | 3 |
SUNWabe * | AB2 | Solaris 7 User Collection | 16 |
SUNWaadm * | AB2 | Solaris 7 System Administration Collection | 20 |
SUNWabsdk | AB2 | Solaris 7 Software Developer Collection | 21 |
SUNWdtad * | AB2 | Solaris Common Desktop Environment 1.3 Developer Collection | 9 |
SUNWaman | AB2 | Solaris 7 Reference Manual Collection | 87 |
SUNWopen * | AB2 | OpenBoot Collection | 2 |
SUNWakcs | AB2 | KCMS AnswerBook | 2 |
SUNWAxg | AB1 | Solaris XGL 3.3 AnswerBook | 28 |
英語+ヨーロッパ言語版の Documentation CD「Solaris 7 - 3/99 Documentation CD」をインストールするには、この CD に含まれている Solaris Web Start 2.0 (installer) を使用し、カスタムインストールで上記の文書コレクションだけを選択してインストールしてください。なお、この CD は Solaris Web Start 1.0 を使用して Solaris 7 - 3/99 ソフトウェアと同時にインストールすることはできないので、インストールするために必要なディスク容量を別に確保しておく必要があります。
次の表に、AnswerBook2 文書サーバー (以降「文書サーバー」とします) を構成するパッケージ SUNWab2r、 SUNWab2s、 SUNWab2u をインストールするのに必要な容量を示します。文書サーバーについての詳細は、『Solaris 7 インストールライブラリ (Intel 版)』の「オンライン文書へのアクセス」および Solaris 7 - 3/99 Documentation CD (日本語版) に含まれる README_ja.html を参照してください。
表 2-4 文書サーバーのソフトウェア容量 (単位: M バイト)ディレクトリ | 必要な容量の概算値 |
---|---|
/ | 1.3 |
/usr | 30 |
次の表に、Netscape Communicator 4.5 (日本語版) をインストールするのに必要な容量を示します。
表 2-5 Netscape Communicator 4.5 のソフトウェア容量 (単位: M バイト)ディレクトリ | 必要な容量の概算値 |
---|---|
/opt | 19 |