SunVTS 3.2 ユーザーマニュアル

SunVTS のテストモード

SunVTS のテストセッションは、Connection (接続) または Functional (機能) のいずれかのテストモードで動作します。

機能テストモードの動作は、表 1-1 に示すように、システムがオフラインまたはオンラインのどちらの状態のときに SunVTS が起動されたかによって異なります。それぞれのシステム状態のときの SunVTS の起動方法については、第 3 章「SunVTS の起動」で説明します。

表 1-1 SunVTS のテストモード
 システムの状態 Connection (接続) テストモード Functional (機能) テストモード
オフラインの場合: 動作中のアプリケーションがなく、すべてのシステムリソースをテストセッションで使用できる状態。 デフォルトでは、このシステム状態が想定されます。 低負荷で高速のテストが行われて、テスト対象のデバイスの可用性と接続が検査されます。 オフライン状態では、テスト全体を通じて、必要とされるシステムリソースをすべて使用した、徹底的なテストが行われます。あらゆるテストオプションを調整することができます。
オンラインの場合: 他のアプリケーションが動作中で、テストセッションがそれらアプリケーションの動作に影響を及ぼしてはいけない状態。 SUNWodu パッケージをインストールする必要があります。SyMON から、または vtsui.onlin コマンドを使用して、SunVTS を起動する必要があります。  上記と同じ オンライン状態では、限定的に動作することによって、他のアプリケーションに影響を及ぼすことのない機能テストが実行されます。他のアプリケーションに影響を及ぼす可能性がある変更が加えられることのないよう、多くのテストオプションの設定は「固定」されます。
注 - あらゆるテストが、両方のテストモードで動作するわけではありません。個々のテストに固有の情報については、『SunVTS 3.2 テストリファレンスマニュアル』を参照してください。


注 -

SunVTS 3.0 以降、SyMON から SunVTS のオンラインテストにアクセスすることはできなくなりました。オンラインシステムで SunVTS を起動するには、vtsui.online コマンドを使用してください。