Sun Enterprise 6x00, 5x00, 4x00, 3x00 システム Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル

ボードの接続

カードケージにボードを物理的に取り付けたら、次にそのボードを論理的に接続する必要があります。入出力ボードの場合は、構成操作の実行時にボードは自動的に接続されます。CPU/メモリーボードの場合、このような接続処理は、構成操作の一部には含まれていません。

ボードを接続するための構文は、以下のとおりです。

cfgadm -c connect sysctrl0:slot番号

sysctrl0:slot番号 は接続点の論理識別名 (ボードのシステム名) で、これは cfgadm の状態表示機能を使って調べることができます。

この接続処理の際には、プロンプトが再表示されるまでに 15 秒から 1 分ほどの間隔が発生します。この遅延時間の長さは、ボードの種類とシステムの規模、複雑さによって異なります。 この遅延時間中に、システムがボードをテストします。

ボードを装着する前の状態と条件は、以下のようになります。

ボードの装着後の状態と条件は、以下のようになります。

接続点が論理的に接続された後の状態と条件は、以下のようになります。

これで、システムによってボードが認識されますが、ボード上の装置はまだ使用できません。温度が監視され、条件は電力供給と冷却の影響を受けます。