名前 | 使用条件 | 機能説明 | 注意 | シェルコマンド | 終了ステータス
Sun Enterprise 10000 サーバーのみ
ここで記述されている dr_cmd で始まる保守用コマンドはサービスプロバイダによって、 DR シェルでだけ使用することができます。これらのコマンドの使用は DR 操作の失敗をデバッグするために詳細な制御が必要な場合や、 DR の GUI にアクセスできない場合だけに限ってください。
DR シェルは、 libdr.so 関数呼び出しを直接マッピングする コマンドを提供します。 このコマンドセットを実行することで、 呼び出し側は DR 操作を詳細に制御できますが、 安全対策が少ないので、エラーが発生しやすくなります。
DR 操作は、さまざまな理由によって、失敗したり、 オペレーティングシステムによって拒否されたりすることが あるので注意してください。 多くの場合、DR シーケンスを完了するには、 ユーザーによる特定の処置が必要になります。 このため、自動化された DR スクリプト の使用はお勧めできません。 DR 操作を実行するには、Hostview インタフェース (『Sun Enterprise 10000 SSP リファレンスマニュアル』の hostview(1M) を参照) を使用するのが望ましい方法です。 GUI ベースの Hostview アプリケーションを使用できない場合は、 dr(1M) シェルを使用します。
一般のユーザーは、これらの保守用コマンドは使用しないでください。 DR を使用するには、 『Dynamic Reconfiguration ユーザーマニュアル』 で説明されているとおり、 DR の GUI を使用するか、 このリファレンスマニュアルで記述されている ( dr_cmd DR コマンドを使用してください。
保守用のシェルコマンドは、 dr_cmd で始まるコマンドです。 Intro(1M) を参照してください。
DR シェルの保守用コマンドセットは、通常、広域変数 dr_return に終了コードを返します。 各 DR コマンドから終了コードが返されたら、 この変数を調べて、成功か失敗かを判断することができます。
Tcl の構文解析エラーが発生すると、DR コマンドが実行されなくなり、 その結果、 dr_returnが初期化されないままになります。 このような場合、 dr_return エラーコードが意味をなさなくなります。 リターンコードについての詳細は dr(1M) を参照してください。