名前 | 形式 | 使用条件 | 注意 | 機能説明 | オプション | 終了ステータス | 診断 | 関連項目
Sun Enterprise 10000 サーバーのみ。
このコマンドは使用しないでください。 これは DR シェルの中で実行されるコマンドで、使用するのは危険です。 情報提供だけを目的として、ここに記載されています。 このコマンドの代わりに drain(1M) を使用してください。 これは同じ機能を実行し、更に安全対策と検査による安全性を備えています。
dr_cmd_drain は、指定されたシステムボードの物理的なメモリー空間を空にするための 最善の方法を判断します。 メモリーをフラッシュしたり、メモリーを同じドメイン内の 別のシステムボードの使用可能メモリーにコピーしたりすることもあります。 dr_cmd_drain コマンドの実行時に、メモリーのコピー先となる適切なメモリー空間がないと 要求は拒否されます。 メモリー不足の原因が実行時の状態やシステムの負荷にある場合は、 少し時間をおいてから、再度 dr_cmd_drain 操作を試みてください。
また、dr_cmd_drain 操作は、システムボードを SSP の domain_config(4) にあるターゲットドメインの ボードリストから削除します ( 『Sun Enterprise 10000 SSP リファレンスマニュアル』 の domain_config(4) を参照してください)。
dr_cmd_drain は実行を開始し、素早く終了します。 進捗状況を監視するには、 drshow(1M) を使用してください。
正常に終了すると、 dr_cmd_drain は広域変数 dr_return に 0 を返します。 失敗した場合は 1 を返し、診断メッセージを表示します。
Tcl 構文解析エラーが発生すると、DR コマンドが実行されなくなり、 その結果、 dr_return が初期化されません。 このような場合、 dr_return エラーコードは不正確です。 リターンコードについての詳細は dr(1M) を参照してください。
drain(1M) の「診断」を参照してください。
dr_cmd_mem_info(1M)
『Sun Enterprise 10000 SSP ユーザーマニュアル』