株式会社モリサワからライセンスされているリュウミン L-KL (Ryumin-Light)、および中ゴシック BBB (GothicBBB-Medium) は、F3 フォント技術がサポートされなくなったため、Solaris 7 では提供されません (すでにヒント情報なしの F3 フォントは Solaris 2.6 より提供されていません)。新しいフォントは Type1 あるいは TrueType フォントフォーマットで提供されています。
このため、GothicBBB-Medium-Bold フォントや、日本語複合フォント (Composite Font) を構成している区フォント (Ryumin-Light.r21、Ryumin-Light.r22 など) は提供されなくなります。従来の PostScript 言語で書かれたプログラムは、変更を加えなくても動作が保証されますが、これらのフォントを使用したプログラムや、複合フォントの FDepVector の内容にきわめて依存して書かれたプログラムは動作しなくなる可能性があります。
Solaris 7 より以下が提供されなくなります。
ビットマップフォントの編集ツール fontedit
fontedit で使用する日本語 BFD フォント
アウトラインフォントの作成ツール type3creator および fontmanager
代わりに、これらの機能を統合した Solaris 外字ツール (sdtudctool) が提供されます。今後、ユーザー定義文字を登録する場合は、sdtudctool を使用してください。
また、すでにユーザー定義文字を登録している場合、移行のための作業が必要になります。詳細は『JFP ユーザーズガイド』、および sdtudctool(1)、sdtudc_extract(1)、 sdtudc_extract_ps(1)、sdtudc_extract_pssdtudc_convert(1)、sdtudc_map(4) の各マニュアルページを参照してください。
日本語専用ライブラリ libjapanese.a およびそれに関連する次のヘッダーファイルは、 将来のリリースでは提供されません。
/usr/include/jcode.h
/usr/include/ibmjcode.h
/usr/include/jctype.h
/usr/include/ja/xctype.h
/usr/include/wstring.h
libjapanese.a を使用しているアプリケーションプログラムは、XPG4.2 などの標準関数を使用して書き換えることをお勧めします。標準関数の使用例は『JFP 開発ガイド』を参照してください。
Solaris 7 では libjapanese.a を使用しているアプリケーションプログラムのソース互換性を保つための代替関数及びマクロを、ソースファイルにて提供します。詳細は、/usr/share/src/libjapanese/README を参照してください。
以前のリリースに対する下記のサポートは中止されました。
Solaris 2.6 | ATOK7 (日本語入力変換サーバー) |
日本語 F3 フォント (ヒント情報なし) | |
Solaris 2.5.1 | /usr/bin/jtops -V オプション |
/usr/lib/fonts/evfonts | |
/usr/sbin/jlekeymap |