Solaris 7 - 5/99 オンラインリリース情報

Solaris 外字ツール (sdtudctool)

sdtudctool の制限事項と注意事項

ユーザー定義文字を登録する場合のアウトラインモードでの編集で、キャンパスの有効範囲を越えて文字を描画できてしまう (4036104)

回避方法: キャンパスの有効範囲内に描画してください。

編集ウインドウ上の次ボタンまたは前ボタンでは、ページを越えた指定ができない (1266829)

回避方法: 一覧表上でページをめくり、登録したいコードポイントをカーソルで指定してください。

ビットマップからアウトラインが正しく生成できない場合がある (4007396)

回避方法: 一覧表の表示サイズを変更可能な場合は、最大のサイズを利用してください。

コードポイントの表示を UTF-8 にした場合、グリフとコードポイントが一致していない (4126792)

アウトラインモードの編集で参照画面からコピーなどを行うと、ビットマップイメージが太くなる (4176763)

回避方法 : 参照表上で、コピーしたいグリフを選択し、マウス・ボタン 3 (2 ボタンマウスの場合は、マウス・ボタン 2) を使って、グリフを編集キャンバス上にドラッグ&ドロップしてください。

x86 only: 24 ビットカラーを利用している環境では、参照画面上にイメージが正しく表示されない。 (4171690)

回避方法 : 8 ビットカラーを使用してください。

ja_JP.PCK および ja_JP.UTF-8 ロケールで jpostprint を利用してユーザー定義文字を印刷すると、印刷未登録文字を表す □ が印刷されてしまう (4177471)

回避方法 : 次のいずれかの手順を実行してください。

以前に登録したユーザ定義文字を印刷できない (4189691)

一覧表の 2 ページ目以降に登録したユーザ定義文字は、一度 sdtudctool を終了するとそれ以降、印刷しても登録した文字が印字されません。

回避方法: 印刷したい文字を別のコードポイントにドラッグ&ドロップするなど、新しい文字として登録した後に、sdtudctool を終了せずにそのまま印刷してください。

x86 only: 起動時にエラーメッセージが表示される (4217154)

x86 プラットフォーム上で、端末エミュレータなどから sdtudctool を起動すると、次のようなエラーメッセージが表示されます。


%%[ Error: typecheck; OffendingCommand: setXgcdrawablecolor ]%%

回避方法: エラーメッセージは表示されますが、アプリケーションを使用する上で問題はありませんので、そのままお使いください。

フォント管理を使用して CID/Type1 フォントをインストールする際の注意事項

フォント管理 (sdtfontadm) を使用して CID/Type1 フォントをインストールする際には次の点に注意してください。

フォント管理で CID フォントをインストールした場合の制限事項 (4009292)

フォント管理でインストールした TrueType フォントを DPS で使用できない (4030803)

フォント管理 (sdtfontadm) を使用して TrueType フォントをインストールした場合、UPR ファイルが作成されないため DPS でフォントを表示できません。DPS でフォントをインストールする場合には /usr/openwin/lib/locale/ja/X11/fonts/TT/fonts.upr を参照して、以下のリストのように UPR ファイルを作成してください。なお、<FONTNAME> には TrueType フォント名を入力してください。


  PS-Resources-1.0
        FontOutline
        .
        //<font install directory>
        FontOutline
        <FONTNAME>-78-EUC-H=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-78-EUC-V=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-78-H=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-78-RKSJ-H=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-78-RKSJ-V=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-78-V=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-78ms-RKSJ-H=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-78ms-RKSJ-V=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-83pv-RKSJ-H=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-90ms-RKSJ-H=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-90ms-RKSJ-V=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-90pv-RKSJ-H=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-90pv-RKSJ-V=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-Add-H=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-Add-RKSJ-H=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-Add-RKSJ-V=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-Add-V=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-Adobe-Japan1-0=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-Adobe-Japan1-1=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-Adobe-Japan1-2=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-EUC-H=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-EUC-V=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-Ext-H=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-Ext-RKSJ-H=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-Ext-RKSJ-V=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-Ext-V=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-H=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-NWP-H=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-NWP-V=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-RKSJ-H=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-RKSJ-V=<FONTNAME>.ttf
        <FONTNAME>-V=<FONTNAME>.ttf
        .

CID フォントを X から利用した場合にサイズが正しくない (4067265)

CID フォントを Solaris にインストールして X のフォントとして利用した場合、グリフの大きさが正しくない場合があります。期待した大きさよりも小さく表示されます。

PCK でエンコードされた TrueType フォントに関する注意事項 (4066981,4066982)

MS-Windows 3.1 用などの TrueType フォントのうち PCK で内部エンコードされたフォント (SpecificID が 2) を Solaris にインストールした場合に、以下の問題が発生します。