FNS システムの管理は、基本となるネームサービスによって異なります。
「NIS+」
NIS+ では、FNS システム管理タスクは、その権限を持つユーザーだけが実行できる。システム管理特権は、通常、NIS+ グループを作成して、そのグループにドメインで必要な特権を割り当てることによって付与される。これにより、グループのメンバーはすべて、システム管理機能を実行できる
「NIS」
NIS では、NIS マスターサーバー上の root が FNS 管理タスクを実行しなければならない
「ファイルベース」
ファイルベースのネーミングシステムでは、/var/fn ディレクトリに root アクセス権を持つユーザーが、FNS 管理タスクを実行しなければならない
各自のユーザーサブコンテキストをユーザーが変更できるかどうかは、基本となるネームサービスによって異なります。
「NIS+」
NIS+ では、ユーザーのコンテキスト (およびサブコンテキスト) は、ユーザーが所有する。NIS+ のポリシーでログインした場合、適切な資格と特権を持つユーザーは、fncreate、fnbind、fnunbind などのコマンドを使用して、各自のコンテキストを変更できる
「NIS」
NIS では、ユーザーはどの FNS データも変更できない。NIS マスターサーバーの root アクセス権を持つユーザーだけが FNS データを変更できる
「ファイルベース」
ファイルベースのネーミングシステムでは、ユーザーが独自のコンテキストを所有する。標準 UNIX アクセスでは、FNS ファイルへの適用が制御される