別のマシンからルートマスターの鍵を変更する場合、それに必要な NIS+ 資格とそれを行う承認を得ていなくてはなりません。
表 8-3 異なるマシンによるルートマスターの鍵の変更 - コマンド一覧
作業 |
コマンド |
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新規の DES 資格を作成 |
othermachine% nisaddcred -p principal -P nisprincipal des |
ディレクトリオブジェクトを更新 |
othermachine% nisupdkeys dirs |
/etc.roootkey を更新 |
othermachine% keylogin -r |
クライアントとして再度初期化 |
othermachine% nisinit -cH |
principal はルートマシンの Secure RPC ネット名。たとえば、unix.rootmaster@doc.com (ドットで終わらない)
nis-principal はルートマシンの NIS+ 主体名。たとえば、rootmaster.doc.com. (ドットで終わる)
dirs は更新するディレクトリオブジェクト (rootmaster で保管されたディレクトリオブジェクト)
nisupdkeys を実行する場合、関連したディレクトリオブジェクトすべてを同時に更新するように注意します。すなわち、すべてを 1 つのコマンドで行います。分割して更新すると、認証エラーになります。
サーバーの鍵を変更するときは、常にドメイン内の全クライアントの鍵情報も更新する必要があります。その方法は 「クライアントの鍵情報を更新する」で説明します。