既存の NIS+ テーブルの列にアクセス権を追加するには、nistbladm -u オプション付きの nistbladm コマンドを使用します。このオプションを使用する場合、テーブル列の変更権が必要です。入力例を次に示します。
nistbladm -u [column= access,...],tablename |
column は列名です。
access は、「コマンドによるアクセス権の指定」で説明した構文を使用したこの列のアクセス権です。
... はそれぞれの type と権限のセットを持った複数の列を指定できることを示しています。
tablename は完全指定名で表した作成しようとするテーブル名です。
権限を更新する列ごとに column=access のペアを使用します。複数の列を更新するにはコンマ (,) で区切り全体を角括弧 ( [] ) で囲みます。
[column=access, column=access, column=access] |
(このオプションの完全な構文については、「nistbladm コマンド」を参照してください。)
次の例は、hosts.org_dir.doc.com. テーブルの name および addr 列のグループに、作成権と変更権を追加するものです。
client% nistbladm -u `[name=g+rm,addr=g+rm],hosts.org_dir..doc.com.' |