同じ主体について「グループに含まれる」という指定と「グループに含まれない」という指定があった場合、指定の順序に関係なく「含まれない」という指定が優先されます。たとえば、同じ主体について「グループに含まれる暗黙的なドメインのメンバーである」という指定と「グループに含まれない再帰的なグループのメンバーである」という指定の両方がある場合、後者の方が優先されます。
nisgrpadm コマンドを使用する場合、主体のタイプは表 12-2 のように指定します。
表 12-2 主体のタイプの指定方法| 
 主体のタイプ  | 
 構文  | 
|---|---|
| 
 明示的なメンバー  | 
 username.domain  | 
| 
 暗黙的なメンバー  | 
 *.domain  | 
| 
 再帰的なメンバー  | 
 @groupname.domain  | 
| 
 メンバー以外 (明示的なもの)  | 
 -username.domain  | 
| 
 メンバー以外 (暗黙的なもの)  | 
 -*.domain  | 
| 
 メンバー以外 (再帰的なもの)  | 
 @groupname.domain  |