Solaris ネーミングの管理

バックアップ転送先ディレクトリ

バックアップ転送先ディレクトリは、バックアップ対象のサーバーが使用できるものでなければなりませんが、サーバー上に物理的にマウントしていない転送先ディレクトリを使用するのも良い方法です。この場合、サーバーがダメージを受けても、バックアップディレクトリは使用可能です。

独立した転送先ディレクトリは、バックアップ対象となるマスターサーバーごとに使用する必要があります。混乱を避けるために、マスターサーバーのマシン名を転送先ディレクトリ内に組み込むと良いでしょう。たとえば、master1 マシン上で実行した nisbackup の転送先ディレクトリは、/var/master1_bakup という名前にします。


注意 - 注意 -

指定した 1 つの転送先ディレクトリに対して、複数のサーバーをバックアップしないでください。異なるマスターサーバーには、必ず、異なる転送先ディレクトリを使用してください。それは、指定した転送先ディレクトリに、1 つまたは複数の NIS+ ディレクトリオブジェクトをバックアップするたびに、このディレクト内のこれらの NIS+ ディレクトリオブジェクト用のそれ以前のバックアップファイルが上書きされるからです。