Solstice AdminSuite 製品を使用せずに FNS または主要なネームサービスを更新するときに、不一致が発生した場合は、FNS ツールの fncheck を使用して解決します。fncheck コマンドは、FNS の hostname と user のコンテキストと、次のものとの不一致をチェックします。
「NIS」- NIS の hosts.byname と passwd.byname のマップ
fncheck コマンドは、FNS 名前空間にあってネームサービスのデータにないホストとユーザー名およびネームサービスのデータにあって FNS 名前空間にないホストとユーザー名を表示します。
fncheck [-r][-s][-u][-t hostname|username][domain_name] |
オプション |
説明 |
---|---|
domain |
コマンドを実行しているドメイン以外の NIS+ ドメインにコマンドを適用する |
-t |
チェックするコンテキストのタイプを指定する。許容されるタイプは、hostname または username |
-s |
FNS 名前空間にない名前空間のデータセットからホスト名とユーザー名を表示する |
-r |
対応する名前空間のデータセットにないエントリを持たない FNS 名前空間からホスト名またはユーザー名を表示する |
-u |
関連した名前空間のデータセットにある情報に基づいて FNS 名前空間を更新する |
-t オプションは、チェックするコンテキスト (ホストまたはユーザー) を指定するために使用します。-t オプションを省略した場合は、hostname と username のコンテキストの両方がチェックされます。
-r オプションを -u オプションとともに使用すると、FNS コンテキストにしか表示されない項目が FNS コンテキストから削除されます。-s オプションを -u オプションとともに使用すると、名前空間のデータセットにしか表示されない項目が FNS コンテキストに追加されます。-r と -s のどちらも指定しない場合は、項目が FNS コンテキストに追加および削除され、対応する名前空間のデータとの整合性が保たれます。